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by yuna-sos-0305
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第3話  

2人での夕食。
特に何を言う訳でもなく、夫はただ黙々と食事を口に運び続ける。
どこの家庭にでもあるごく普通の会話
それさえ、私と夫の間には存在していなかった。
ただ「夫婦」という文字だけが私達の間にあった。

「ごちそうさま。風呂、沸いてるか?」

「ええ。」

「風呂入ったら俺は寝るから。戸締りちゃんとしとけよ?」

「はい。」

夫婦という同等の立場なんてものは私達の間には
存在すらしていなかった。
きっと彼は私を「妻」としても「女」としても見ていないだろう
日毎に減っていく会話の中で私はそのことを改めて実感していた。
by yuna-sos-0305 | 2005-01-25 22:27