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by yuna-sos-0305
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待ちわびて

週末の夜、1人部屋で携帯とにらめっこ。
「連絡するっていったくせに何でしてこないのよ・・・・」
いつ鳴るとも知れない携帯に彼への想いをぶつける。

春のツア-を控えて、彼がこの上なく忙しいことは
分かっていた。
だから彼の言葉を信じて極力自分から連絡する事は控えていた

けれど


携帯を握りしめ、連絡を待ち続ける日々が1週間を超えていた。
募る想いを抱きしめ、ただひたすら彼からの連絡を待つ。

だけど

「・・・きっとこうしてあたしが待ってることなんて考えてもないんだろうなぁ・・・・」
天井を仰ぎながらぼんやりと呟いた。
小さく溜息をつくと 携帯を見つめながら呟いた。
「・・・・・・でも・・そうあたしだっていつまでも待ってられないんだから・・・・・」

小さく呟いて携帯の電源を切ると、ベットへと潜り込んだ。
彼からの連絡を待ち続けた褒賞に今夜は甘い夢の1つでも見られればと願う。

「・・・・バカ・・・・・。」
小さく呟いて
夢の淵へと まどろむ中で
何かが小さく振動しているのを覚えた。
「ん~・・・・?」

手探りでゆっくりとその振動している物をつかみとる。
うっすらと視界に飛び込んできたのは
もうしばらくの間 その役目を果たしていないポケベルだった。

そしてそのディスプレイには文字が浮かび上がっていた。
「ゴメン。ズットレンラクデキナクテ。デモ イツデモ オレハ シオリノコト
オモッテルカラ。アイシテル・・・・。」

~ ごめん。ずっと連絡できなくて。でもいつでも俺は 紫織のこと想ってるから

愛してる・・・・・。~

その文字を見た途端、涙が溢れてしまった。

いつでも
どんな時でも
傍にいるよ

彼がそう 囁いてくれている気がして。

やっぱり彼から離れることなんてできないと
そう改めて感じた 冬の夜
機械ごしに 届けられる言葉は
このうえなく 暖かい・・・・。

copyright(C) yuna 2005
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by yuna-sos-0305 | 2005-01-26 21:56