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by yuna-sos-0305
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第10話 運命の夜


永遠に続くものなんて

変わらないものなんて 存在しないから

人はいつでも求めてる。

心から信じられる「何か」を

ずっと探し求めている・・・。


「うそ・・・・」
気がつけばそう呟いていた。
多くの人で溢れる会場内、優子から渡されたチケットで確認しながら
辿り着いた場所は 前から3列目中央の席だった。
「驚いた?」
言葉を失っている私に優子がそう声を掛けてくる。
「こんなに近いなんて・・・・」
その私の言葉に続けるように
「でしょ~?私もチケットが届いた時、ビックリしたもの。座ろうか?」
優子に促され、シ-トに身を委ねるもなんだか全てが夢のような気がして信じられなかった。
会場は多くの人達の歓喜の声と笑顔で溢れていた。
こんなに多くの人達を笑顔にさせる彼らの魅力とその実力を改めてひしひしと感じていた。
「でも、良かったわね、圭介さん許してくれて」
コンビニで買ったペットボトルのお茶を渡しながら優子は言った。
「うん・・・言うまでは結構言いづらかったんだけど、いざ言ってみたら“楽しんでこいよ”
って・・・・」

「そう・・・・」

この時、私はまだ気付いていなかった。
すぐそこにまで迫っている彼らの・・・彼との出会いに・・・。

彼らの魅力と実力に 魅せられた
どこにでもいる 普通のファンの1人だった。


会場の客電が消え

次の瞬間 彼らを迎えるかのように会場内から大きな歓声が沸き起こる。


しばしの静寂の後 

視界に写ったのは 暗闇に浮かび上がる5人の姿だった。


Baby Get me on


夢のような時間が私の中にある気持ちと共に流れ出した。
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by yuna-sos-0305 | 2005-01-28 19:10