第12話
2005年 01月 28日
「ありがとね、ライブ誘ってくれて。優子が誘ってくれなかったら、
こんなに笑う事なんてなかったかもしれない」
グラスに注がれた琥珀色の液体にゆっくりと口をつけながら
心地よい快感に 浸る。
「たまには主婦にも休息が必要よ」
そう言って笑顔を浮かべ、優子は揚げたてのコロッケを頬張った。
ライブ終演後
熱気と興奮もそのままに この店に入り
幸福な時間を優子と共に共有している。
それは真尋にとって何よりも幸せなことだった。
「素敵だったなぁ・・・・」
まだ 瞼に熱く焼きついているライブでの記憶を思い出すように
そう呟く。
「・・・すごい人達だよね・・1人1人がみんな魅力を持ってて、
全員が輝いてる・・・なんかステ-ジ見てて眩しすぎるぐらいだったな・・・」
「そうね、でもこれだけ多くの人達に認められる魅力と才能と実力を保ち続けていくのは
大変なことよ。まぁそれは彼らの世界だけじゃないけど・・・・」
そう言って琥珀色の液体を喉に流し込む。
「もう、優子ったらそんなに飲んで・・・」
「いいの。もう今日は飲むって決めたんだから。たまにはさ、何もかも忘れて
飲み明かすのもいいんじゃない?」
そう言ってじっと見つめる優子に私は小さく微笑みながら言った。
「そうだね・・・」
その時だった
店のドアが開く音がして
店員の「いらっしゃいませ」という声が聞こえた。
店内は多くの人の笑い声や話し声で溢れかえっていて
二階に席をとっていた私は全くと言っていいほど気がつかなかった。
彼がすぐそこまで来ている事に
そして彼との出会いに・・・
こんなに笑う事なんてなかったかもしれない」
グラスに注がれた琥珀色の液体にゆっくりと口をつけながら
心地よい快感に 浸る。
「たまには主婦にも休息が必要よ」
そう言って笑顔を浮かべ、優子は揚げたてのコロッケを頬張った。
ライブ終演後
熱気と興奮もそのままに この店に入り
幸福な時間を優子と共に共有している。
それは真尋にとって何よりも幸せなことだった。
「素敵だったなぁ・・・・」
まだ 瞼に熱く焼きついているライブでの記憶を思い出すように
そう呟く。
「・・・すごい人達だよね・・1人1人がみんな魅力を持ってて、
全員が輝いてる・・・なんかステ-ジ見てて眩しすぎるぐらいだったな・・・」
「そうね、でもこれだけ多くの人達に認められる魅力と才能と実力を保ち続けていくのは
大変なことよ。まぁそれは彼らの世界だけじゃないけど・・・・」
そう言って琥珀色の液体を喉に流し込む。
「もう、優子ったらそんなに飲んで・・・」
「いいの。もう今日は飲むって決めたんだから。たまにはさ、何もかも忘れて
飲み明かすのもいいんじゃない?」
そう言ってじっと見つめる優子に私は小さく微笑みながら言った。
「そうだね・・・」
その時だった
店のドアが開く音がして
店員の「いらっしゃいませ」という声が聞こえた。
店内は多くの人の笑い声や話し声で溢れかえっていて
二階に席をとっていた私は全くと言っていいほど気がつかなかった。
彼がすぐそこまで来ている事に
そして彼との出会いに・・・
by yuna-sos-0305
| 2005-01-28 20:20